※今年もやります、チョコ屋さん。
2019.11月1日(金)12時にオープンいたします。
お菓子研究家、いがらしろみさんに借りていただいた鎌倉・西御門の物件のストーリー。春夏(4-10月)のみお菓子教室を、秋冬はチョコレート屋として営業。そんな使い方もあるんですね。
チョコ屋は秋冬限定、春夏はお菓子教室となる店舗入り口にはジャム屋の看板でお出迎え。 チョコ屋とは
お菓子研究家、いがらしろみさんが鎌倉にてチョコレート屋さんを始めた。スイーツでもなく、コンフィチュールでもなく、ある意味で、ただの「チョコ屋」である。
鎌倉でコンフィチュール(ジャム)屋さんを営んでいる、ろみさんは、幼少期から無類のお菓子好きであったそうで、その中でも特別な想いがあったのはチョコレート。子供の頃に食べたどこか懐かしいチョコレート。
つまり最近巷に増えてきたハイエンドなショコラティエではなく、普段のおやつに食べるチョコ屋を細々とやりたかったそう。しかしそれは案外簡単にはできず、構想14年目にしてようやく実現したプロジェクトだ。
チョコ屋の内部は綺麗なショーケースや棚に頬張りたくなるチョコが並ぶ。 10年前の出会いから
いがらしろみさんとの出会いは10年前。筆者、コマツが東京R不動産スタッフとして活動していた頃にお手伝いさせていただいた「学芸大学」駅の焼菓子とお菓子教室を仲介させていただいたのがはじめての出会いである。
焼菓子とジャムのお店「Maison romi-unie」
「Romi-Unie Confiture」は、2004年から鎌倉を本拠地にコンフィチュール(ジャム)を作り続けてきた。この店舗は紆余曲折様々あって、2015年に鎌倉駅西口の鎌倉市扇ガ谷から、東口の鎌倉市小町に拠点を移した。このタイミングで店舗のみならず、事務所機能の拡充などのがもうひとつのテーマとなっていた。
一方で、前述の学芸大学の店舗「Maison romi-unie」も10年目を迎え、焼き菓子作りとお菓子教室に要する時間でせめぎあっていた。うれしい悲鳴ではあるものの、ろみさんとしては、悶々とした日々を送っていた。
こちらが店舗の外観。住宅街の奥まったところにあります。 いい意味で“中途半端”な物件だった
しばらくして、鎌倉R不動産で募集していた物件を見てアイデアが思いついたそう。それがさまざまな方向へつながっていく。鎌倉エリアは特有の湿気に気を使わなければならない。この環境では通年チョコレートを作るのはむずかしい。であれば時期を外して、秋冬限定でチョコ屋をやる。そして、それ以外の季節は、学芸大の「Maison romi-unie」で焼き菓子作りとせめぎあっていたお菓子教室を鎌倉に移転させる。そして事務スペースも確保する。
このように、あれこれ詰め込んだような使い方を思いついたのは、この物件がいい意味で中途半端に感じたから。建物内にはピザ窯が鎮座し、煙突が2階の部屋を貫通している。しかしピザ屋さんの後に韓国料理屋さんが営業されたいたこの物件。輸入住宅系のテイストで建築され、建具や廻り縁などは素敵で、残して店舗の内装に活かしたい部分もあり、庭も手入れをすれば良い空間になりそうだ。
まだまだ可能性を秘めている庭とそこへつながる扉。春・秋に楽しみが増しそうな予感。 これは筆者の私としても良いマッチングになると内見の前から感じていた。この物件は素敵ではあるが、使いこなせる人は限定されるのではないかと感じていた。ろみさんからの問い合わせをいただいた時に、この方ならば面白く使っていただけるのでは。そう確信していた。
はじめての出会いであった、「Maison romi-unie」から10年。そこでの空間のせめぎあいのおかげで生まれたアイデアは、広いお菓子教室と秋冬限定のチョコ屋という形にたどり着いた。素朴な少女がずっと大切に温めてきた想いが見事に花開いた。そこにたくさんの人たちが集まって楽しいそうにチョコレートをほおばりながら、おしゃべりなどを楽しんでもらいたい。
※4月からは『つくる楽しみ』を共有する場所、Atelier bisが始まる予定です。
Shop info
Chocolaté romi-unie (ショコラテ ロミ・ユニ)
〒248-0004 鎌倉市西御門2-1-14
TEL:0467-38-7071
開店時間 : 12:00~17:00
mail:chocolate@romi-unie.jp
Atelier bis(アトリエ・ビス)
〒248-0004 神奈川県鎌倉市西御門2-1-14
2019.9.30〔ご予約受付終了のご案内〕
今シーズンのご予約受付は終了いたしました。
来期は2020年4月からを予定しています。
ご予約開始日が決まりましたら、ご案内いたします。
mail:atelier-bis@romi-unie.jp