はんぶん海

腰窓から見える景色の下半分は逗子の海。遠くの水平線から近づいてくる波に日差しが反射してきらめき、ゆっくりと砂浜に打ち寄せます。時折ウィンドサーファーがカラフルなセイルを操り、窓枠の左右を通り過ぎたり現れたりします。沖の方では、ヨットがゆっくりと岸に近づく様子が見え、風光明媚な景色に心は晴れやかに。

海が見えるマンションといえば、海側にめいっぱい掃き出し窓を設けて広々としたバルコニーに続くイメージがあります。このマンションはそれとは異なり、海側の区画は部屋が突き出していて、一面に腰窓が設置されています。窓越しは、手すりや物干し竿がなく、室内からのオーシャンビューを存分に楽しめるでしょう。

逗子海岸から国道134号線を挟んだ海一列目に位置するこのマンション。エントランスが海の反対側に位置していますが、海に直接出る住民専用の通路も設けられています。敷地内の芝生を通って海まで行くことができ、外シャワーも完備していて、海遊びの帰りに砂や潮を洗い流して芝生でひと休憩できそう。今回募集するのは、水平線がちょうど目の高さの区画です。

間取りは3K。国道134号線に面しているため車の騒音が気になるところですが、窓が二重サッシになっていて、全て閉めるとほとんど音が聞こえません。6帖の洋室に続くバルコニーはコンパクトで、室外機と避難口の蓋があります。主に物干しの用途になりますが、たまに手すりにもたれて海を眺めるのもいいかも。

注意点としては、梁の低い部分があるため身長の高い方は頭をぶつけないように注意が必要です。また、キッチンのシンクにはエアコンの排水ドレンホースが通っています (写真15枚目の右)使い勝手や見た目の面で工夫が必要かもしれません。

場所は、逗子駅から徒歩約13分。駅から歩いてくると、海に近づくにつれ、ボードを持って海岸に向かう人をよく見かけます。逗子海岸は入り江の地形から波が穏やかで、SUPやウィンドサーフィンなどのマリンスポーツを存分に楽しめます。ここに住むなら、マリンスポーツ三昧はもちろん、朝夕の散歩や浜辺でレジャーシートを敷いてリモートワークも可能です。日々の生活の中で、窓越しの眺望だけでなく、日常の半分が海に染まっていくでしょう。

※写真は前回募集時（2024年6月）のものです。