愛車のためなら

湘南で、車を大切にしたい人にはベストではないかと思う土地です。

片瀬山住宅地は雰囲気も家もゆとりがあるイメージ。そこに80坪以上の四角く広い土地ならば、プランはしやすく広い庭のある家が建てられそう。ですが、私にはこの場所ならではの家が思い浮かびます。

間口が16ｍと広く、道路からの段差が少ない｡道幅も8ｍあり交通量が少ない立地。これは車を大切にしたい方には条件が良いはず。庭をおさえて車庫にスペースを割き、ガレージハウスを建ててみるのはどうでしょう。

特に車高の低い車、旧車のスポーツカーを所有していたら、段差はできるだけ少なく広い道に出るまでは交通量が少ない方がよいですね。旧い車は暖機運転が必要ですから、いきなり幹線道には出たくないかもしれません。

さて、この土地にどんな家を建てようかと考えたとき、ガレージハウスとしてプランするのならば、1階をリビングにして愛車を眺められるようガラス張りにしたり、ガレージ内に自分のワークスペースを設けてDIYコーナーを造るのもいいですね。

壁を2×４材とパンチングボードで造り、工具やメンテナンスグッズを吊るすとガレージのシャッタ―を開けたときのカッコよさが断然違います。

シャッターにもこだわって、巻き上げ式ではなく開閉音が静かなオーバースライドタイプにすると、例えば早朝に134号線を使って箱根までドライブなんていう時も、ガラガラと音を立てずに静かに出入りができますね。

話を土地に戻すと、この土地は2階相当から西側の眺望がよく、天気がよければ富士山が望めます。2階リビングで開口を南西向きにして、大きなフィックス窓を付けて一枚の絵のように風景を切り取れるようにしてみてはどうでしょう。

1、2階をつなぐ階段は吹き抜けになっていて、2階からガレージを眺めるようにすると、いつも愛車とともにある感じがします。玄関とガレージが一体で、広い土間になっていると、外で使う道具などを収納しやすく使い勝手の良いプランでしょう。

片瀬山の住宅地内を走っていると、大きなシャッターのある家が目につきます。中にどんな車が止めてあるのか気になりますね。愛車で現地周辺をめぐってあれこれ妄想してみてはいかがでしょう。