色鮮やかな、先輩の背中

ここで暮らすとこんなに楽しめますよ！っていうお手本があると、自分たちもそんなふうに暮らせる気がしてきます。そんな先輩の声が心地よい物件です。

オーナーがDIYで作り上げたこの物件、もう気になるところだらけなのですが、リビングの爽やかさと寝室側のアグレッシブな色使いのコントラストにやられます。

リビングはミントグリーンにウッディなラインが空間を引き締めていて上品で爽やか。さらに庭も連続していて、まるで戸建てのような空間。マンションとしては5階建の3階部分ということになるのですが、敷地全体の高低差の関係で3階なのに庭ありのようなポジション。窓も広く、数も多いので明るく風通しもよさそうです。

そこに連続するキッチンも秀逸だなって思ってしまいます。おそらく既存のキッチンを上手くリメイクしているのではないかと思われるこのキッチン。壁に向いたキッチン配置に作業台を連続させてコの字型にすることで、家族との距離が近くなる感じがして楽しくなりますね。

リビング側からもこの作業台に寄っかかりながら、ダラダラと話しながら過ごす時間も楽しそう。壁面にはピンク色した神様みたいな存在も居ますしね。

徐々に内側に入っていくと、パンチの効いた空間がはじまります。まずは真っ赤な廊下。そこそこ距離が長いのでこうした遊び心も映えますね。そこから各室の扉の向こうに緑や黄色の世界が待っています。ここまで鮮やかな色が入ると、ぶっ飛んでる感じがしていいですよね。少年時代の記憶がフラッシュバックして、カッコよかった先輩を思い出します。

水まわりも大掛かりな改修工事は行われていないようですので、そろそろ浴室やトイレなどの設備を更新する時期も近いかもしれません。ただ、ここまで来ると本当にダメになるまで使い続けるのもいいのかなって気がしてきます。

さぁ、このバトンを受け継いで、今度はどんなふうにアレンジしましょうか。実はインテリアや少しの工夫で結構すぐに別の雰囲気が出せたりもするのではないかと思っています。

そしてマンション自体にも魅力を感じます。共用部分のカッコよさもさることながら、管理体制も良好なようで、屋上も楽しめたり、ペットも相談可。小型犬と共に海までも歩ける距離で、逗子駅も自転車圏内。葉山暮らしにはちょうどいいマンションだと思います。