海三列目

【賃料を変更しました】
鎌倉の海沿いを走る国道134号線に建つ物件を、僕らは「一列目」と呼び物件検索のアイコンにもしています。そこから2本入った道沿いに建つこの物件は三列目ということになるのでしょう。海ドンも良いのですが、少し奥に入ってみると違った景色が見えてきます。

江ノ電長谷駅から歩いて3分。白と青で縁取られた3階建てプラス屋上付きのマンションです。正面から見ると左サイドのベランダ部分は全て直線のスクエアなのに、右サイドの外階段は床屋のサインポールのように曲線を描いているという対比がなんともユニーク。

1階のスリランカカレー屋から漂うスパイスの誘惑に負けそうになりながら階段を上っていきます。3階の部屋をあえて通り過ぎて、もう1フロア上ると屋上に到着。ここは住人なら誰でも利用できるフリースペースです。海を眺めながら仲間たちとBBQするもよし、ただ夕陽に染まる空を眺めに来てもいい。反対側に目を向けると長谷寺と大仏さんのちょこんと出た頭も拝めます。

さて、1フロア降りて部屋へ入りましょう。室内はコンパクトな2LDK。目の前が駐車場となっているおかげで、南側のリビングダイニングからは海が顔を覗かせていました。サイドにある出窓からは隣の赤いスレート屋根が部屋を飾る現代アートにも見えてくるから不思議です。

クリーム色のキッチンは、ガスコンロを設置するタイプで少し年季は入っているものの、壁の白いタイルと絶妙にマッチしていて、これで良いんだと妙に納得してしまいます。北側の部屋にある収納扉も安定のクリーム色。ちなみに窓からは長谷寺もチラリ。

場所は坂ノ下の星の井通り交差点すぐ近く。昨年オープンした八百屋や和菓子の老舗、明治から続く個人商店、パン屋、古民家カフェの「サカノシタ sacanositaと目移りしてしまいそうな店がずらり。ペットも飼育OKということで、ワンちゃんと由比ヶ浜への散歩が毎日の日課になるかもしれません。

海から三列目という立地、案外ありなんじゃないでしょうか。