実は明るいビル

元々入っていた手作りハム＆ソーセージのお店が好きで、その印象でノスタルジックな気分でスケルトンとなった現地を見に行ったのです。しかし、そこは以前の店舗が入っていたとは想像できないほど、使い方の可能性を感じる空間だったのです。

そこは思っていた以上に階高が取れていて、さらに角の区画なので開口が二面とれているんです。旧店舗時代はこの開口部は使われていなかったような記憶があるのですが、実はバックヤード的に使っていたのかもしませんね。

それにしても明るい。これが一番印象に残ったことです。

立地は十分理解しているんです。鎌倉観光のお客様も多くいらっしゃいますし、地元の方もここにいいお店があったらきっと足を運んでくれると思います。なんて言っても目の前がバス停です。それも鎌倉でも主要なバス停のひとつである「岐れ道」。そして客だまり的なスペースがあるので、視認性は高いです。

さらにはすぐ裏手には私立の小学校があり、パパママたちは子供関連の集まりで、何かとこの界隈にいらっしゃる印象。なぜか紺色の服を着ています。この学校沿いの道は頼朝の墓がある法華堂跡まで続く道なのですが、ここの桜と紫陽花が見事なのです。この季節はわざわざ通りたくなる道です。

また近隣には小さな店舗もいくつかあって、ごはん屋さんや雑貨屋さん、そして七五三のためなのか写真スタジオなども多いエリアです。こうした近所の店舗と連携できるようなお店ができると面白いかもしれないな。なんて思っています。