創業50年となった2024年を過ぎて、次の50年に向けて新たな1歩を踏み出した湘南のレジェンドビルダー”技拓”。敬意を込めてコラムを書かせていただきます。と、勝手に宣言しながら、困りました。。。どう書けばいいものか・・・。それだけやっぱりレジェンドなんです。
鎌倉山の技拓の事務所。ということで、まずは、これまで鎌倉R不動産で紹介してきた技拓物件のコラムを読み返してみました。
これまで紹介してきた技拓の物件を振り返る
「外壁木張りで独特な意匠の外観は疑いの余地ありません、技拓施工物件です」。そんな一文を入れたコラムで、鎌倉R不動産でおそらく初めて技拓の物件を紹介したのが、2009年でした。鎌倉R不動産(当時は稲村ヶ崎R不動産)が事業をはじめた翌年です。そして、技拓は創業35年が経っていた年でした。
その物件は、鎌倉市極楽寺に建つ1995年築の戸建。山の小屋感が漂う外観から、オーダーメイドのキッチンにドライウォール仕上げの内壁などを物件コラムで説明し、「なかなか隙のない家でした」という最後の一文で紹介していました。
そこから、確認できるだけで30件近くの技拓施工の物件を、鎌倉R不動産で紹介してきました。いまは居住中の物件ばかりなので、ここでは1軒1軒詳しく写真などでご紹介することはできないのですが・・・。
技拓といえばレッドシダーの外観。その経年変化は地域にとっての借景にも。そして住んでいる人が手入れしながら変化していく。 "ビルダーは例の技拓株式会社"
(2010年掲載コラム 「カフェ暮らしな日々(藤沢市片瀬山)」より)
"家は29年前に建てられたメイドバイ技拓製"
(2011年掲載コラム 「この窓辺でなにをはじめようか(葉山町下山口)」より)
"そして家は1978年築造の技拓建築"
(2013年掲載コラム 「○△□の家(葉山町長柄)」より)
"この建物の設計・施工は鎌倉R不動産でも好評いただいている技拓によるものです"
(2013年掲載コラム 「片瀬のリズム(藤沢市片瀬海岸)」より)
"そういう訳で、技拓ファンの方におすすめな物件なのです"
(2013年掲載コラム 「○△□に住んでみる( 葉山町堀内)」より)
古い順番に過去の物件コラムを読んでいくと、それぞれのコラムにはこんな文章があったのでした。技拓の家を説明するには、「米杉(レッドシダー)の板張り」や「経年変化」、「壁はドライウォール仕上げ」、「ナラ材の無垢フローリング」、「アンダーセンの木製サッシ」、「ロジェールのガスレンジ」といった説明とそれらの写真がどうしても並ぶのですが、やっぱり頼りにしてしまうのが「技拓の物件です」という一言。しっかりとその物件のことを伝えたいとなると、「技拓」と書かない選択肢が無いんです。
そして設計施工の会社名を書くことは、鎌倉R不動産にとっては珍しいことでした。私たちが好きな建築家個人のお名前とともにご紹介する物件コラムはあります。でも、設計や施工をされた”会社”の名前とともに紹介するのは、おそらく技拓だけかと思います。少なくとも、30件近くも技拓の名前を入れて紹介してきたことは、飛びぬけた数になります。
まわりの環境と共に技拓の家は育っていくあこがれの地元の先輩
そんな技拓、鎌倉R不動産にとってどんな存在なのか社内で話していると、「”あこがれの地元の先輩”みたいな感じだよね」という意見がありました。うん、確かに、その表現はけっこうしっくりくるかもです。
「技拓知ってる?」とか「あの建物は技拓っぽい」とか、私たちのまわりでよく聞くフレーズは、”あこがれの地元の先輩”のことを本人がいないところで吹聴しているような状況かもしれません。あっ、それが私たちなのかも、と思うとちょっと恥ずかしくもなってきます。
でも、その先輩みたいになりたい、その先輩のことをもっと知ってもらいたい、みたいな気持ちが、これまで鎌倉R不動産がたくさん技拓の物件をご紹介してきたことなのかもしれません。
画になる家が多いのです。純粋に好きな家を建てている
2015年に「山のランチ」というタイトルで、南足柄に建つ技拓の家を紹介したことがありました。私たちの誰もまだ行ったことはないのだけど、サンフランシスコから海岸線沿いに北へ約百数十キロの、海に面した断崖の上に建つシーランチという名のコンドミニアムがあり、当時、鎌倉R不動産の事務所でそこの話をよくしていました。写真で見た庇のない木板の張られた低層の姿は素朴にかっこよくて、鎌倉や湘南で家探しをする上でひとつの物差しにしていたのです。
そんなランチのような外観の家を、南足柄で見つけたのでした。そこは、技拓が建ててすでに25年が過ぎていた家。さすが先輩、もうあこがれるしかありません。
こう思わせる建物がとても多いのです。海に近かったり、山や緑に近かったり、区画整理されたエリアだったり、条件は様々でも、技拓の家はいつもその土地に溶けるように建っていて、そしてそれがその地域の家々のくさびのようにもなっている。
私たちがいつも技拓から感じるのは「純粋に好きな家を建てたい」という気持ち。その気持ちが強ければ強いほど、まわりの家々からはちょっと浮いた感じになってしまう恐れがあるのだけれど、技拓の家からそれは感じないのです。
技拓の家が売却や賃貸される時に私たちが現地へ取材しに行って、細部を見たり、オーナーさんと話をしているといつも気付かされるのです。技拓は「純粋に好きな家を建てたい」という気持ちで建てているのだけど、その土地や環境のこと、そしてオーナーさんの想いをとても深く丁寧に読み込まれています。
鎌倉や湘南の街で私たちがいつも見ている技拓の家。こんな緑が深いところでももちろん、かっこよく溶けるように佇んでいる。技拓の家に住まれている人々
そして、技拓の家だけではなく、そこに住まれている人々も、なんだか素敵な人ばかりなんです。技拓の家を鎌倉R不動産で取り扱う時に、どんな生活を送ってこられたのかをお聞きできるのは、家を拝見するのと同じくらい楽しみなことでした。
当たり前のことですが、住んでいた人からの話は、そこでこれから暮らす人にとってはとても貴重です。私たちはできる限りその話を伝えられるように取材しています。そして、これまでの経験から、技拓の家に住まれていた方からの話は、個性的な視点での意見がけっこう多いのです。
とある方は、家の中の一角に連れていっていただき、「ここに立っている時間が好きなんです」と教えてくれました。「えっ、ここ!?」と思う場所だったのですが、いつも妄想しながら物件の隠れた魅力を見つけようとしている私たちにとっては、こういった想像の及ばないことを現地で聞けるのは、シンプルにめちゃくちゃ楽しい。技拓の家では、そういった人たちにいつも会えるんですよね。
技拓の家では、オーナーが実際に住んでわかった魅力をたくさん話してくれる。
どのような想いで設計されて、そしてどんな暮らしをしてきたのか。技拓が考える、これからの「家」と「街並みづくり」
まだまだ書ききれない想いや記憶がありますが、今回このようなコラムを書いてみるきっかけになったのが、50周年を機に始められたプロジェクト”技拓が考える、これからの「家」と「街並みづくり」”のことがあったからです。
特設ページ(外部リンク):https://gitaku.co.jp/terracehouse
次の50年に向かって、技拓からの賃貸住宅(テラスハウス)の提案です。えっ、賃貸で技拓の家に住めるの!?これまでとはまた違ったファン層が出現しそうですね。素敵なことが起きていくであろうことが確信できます。
技拓が提案する賃貸住宅(テラスハウス)そのテラスハウスに住まれた方々が、その技拓の家とともに街並みを良くしていくでしょう。語弊がないように言うと、「この街を変えるぞ」といったような偉そうなことではなく、その土地に溶けるように家と住人が馴染んでいって「なんかいいよね」といった空気感が継承されたり自然とつくられていったり、そんなイメージです。そして次の入居者へ引き継がれる時は、退去される人がきっと次の場所でも素敵であり続けるだろうし、新たな入居者はまたその家と地域をアップデートしてくれる。ああ、早くできて、早く紹介したい!!「一緒にやりたいぞっ!」という地主さんなどがいたら是非是非名乗りをあげてほしい。
そして鎌倉R不動産としては、勝手にですが定期借家契約の更新なしで運営することを推したいですね。入居時と退去時の話をたくさん聞いて伝えていきたい。
これからも、技拓の家をずっと紹介していけるといいな。そしたら、シーランチ・コンドミニアムにわざわざ行かなくてもいいかもしれない。
《お知らせ》技拓の建築プラン付の売土地について
テラスハウスのプロジェクトをきっかけに、私たちが販売中の土地について、技拓に設計プランを作成いただきました。この土地ではテラスハウスよりも1世帯の戸建として建てたほうが良いという思いにいたったのですが、「ここに技拓の家があったらいいな」と勝手に妄想して相談したら、なんとご快諾いただいて。物件コラム「【SALE】緑の谷(鎌倉市稲村ガ崎四丁目)」で紹介中ですので、是非そちらをご覧ください。テラスハウスの土地も探さないと!
いろいろと制約のある土地。でも、その制約をポジティブに捉えて、ここにあるべき家を考えてくれました。※写真及び画像提供:技拓
《現在募集中の技拓の物件(最新の状況により募集が終了していることがあります)》
【SALE】みんなの声が聞こえる家(大磯町西小磯)
【RENT】レイクサイド(鎌倉市笛田三丁目)