華麗な錯覚

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前向きな言葉ならば、どんな形容詞でも「うん、そう思うな」と共感できてしまう逗子マリーナ。例えば、楽しい、嬉しい、気持ち良い、美味しい、美しいなどがそうだと思います。電柱や電線、道路標識も最小限である為、素敵な街並み。

建物は1から6号館については1970年代に作られ、それから少しだけ間を空けて7号館、また少し時間を開けて8号館という順序で1980年代に竣工しました。そのおかげか、7号館は装飾に関しては、周辺の号棟の雰囲気に合わせる様に作られていますが、窓や天井については高さが高く、逗子マリーナの開放的な空気感と、よくマッチしています。

天井裏の事なども考えると、もし手を加えて改修工事をするならば、この7号館や8号館が比較的工事を行いやすいのではないかと思っています。室内に配管を露出させたりする必要も少なく、水まわりの刷新も行いやすいと思います。

でも今回の物件は、特に水まわりは既に改修工事を少し前に行っている様ですので、簡単なクリーニング工事や補修工事程度で使用できそう。

79平米で1LDKとゆったりした間取り。とてもシンプルな内装なので、家具にこだわれば自然と映えるのではと思います。ラグやカーテンも麻や天然素材にしたり、ヴィンテージ家具などをこの空気感に置けばどんなテイストのものでも合いそうですね。

南に面し、通行する人からは高さのある植栽のおかげで目隠しになっている庭部分は、プライベート性があります。気合を入れた内部の家具とは違い、サンダルを置いて簡易的なキャンプ用の椅子に腰掛けて本を読んだりするくらいが、この庭の一番気持ちいい使い方だと思います。それにしてもかなり広い、この庭。

人の目のやる方向や溜まる場所に大きい窓があり、庭があります。なんだかマンションというよりも戸建の様な錯覚を起こしてしまいそう。外に出れば美しい街並みで、夕方に海に出ればきれいなサンセットが心を満たしてくれる事と思います。