裏駅に集う

鎌倉駅の裏駅側。飲食店をやるとなると、観光の方もそうですが地元の方が来てくれることを想定した店づくりをしたいなと思うエリアです。紀伊国屋の駐車所湯の裏にこのビルができたのは2021年のこと。テイクアウトのお店、飲食店、マッサージ店など地域の方に愛される店がテナントとして入ってくれているなと感じるこのビルで、新しい仲間を募集します。

区画はビル全体の顔になる入口に一番近い区画です。1階に入口があり、2階に広めの客席を設けるような作りになっています。造作譲渡として、キッチン等の設備をそのまま引き渡します。

1階で調理を行い、2階のキッチンについてはドリンクを作る程度の水まわり設備が入っています。これまでの店では、1階はお客様が飲食をすることはなかったようで、2階でバータイムを楽しむような使われ方をしていました。その後は、同じビルの別区画の方が、期間限定で使っていました。

私としては、1階の設備をフル活用するべく1階では朝からランチタイムにかけてテイクアウトのお弁当やデリなどを販売。2階席ではデリプレートも楽しめる、みたいな運営の仕方がいいのではと思っていて。ランチ難民の鎌倉市内で働く人からも重宝してもらえ、かつ軽めのランチを楽しみたい観光客の需要にもこたえていけたらと思うわけです。

そして、夕方早めの時間からアペロタイムが始まって。1階で仕事帰りにさくっと1杯立ち飲みして自宅に帰る人がいたり、2階で仲間と軽く飲んで夜は早めに切り上げる人がいたりという需要にこたえられたらなと思います。鎌倉に住んでいる方は、多くの人が早寝早起きの生活サイクルなので、それに合わせた営業がいいでしょう。

観光客は小町通りなどに比べると少ないエリアではありますが、少し大人世代の方々は、こういう少し分かりにくい場所にある隠れ家的な店を求めて地図を見ているもので。そういう方にも満足してもらえるようなお店ができたらいいなと思います。実際、裏駅側にある店は、そういうこだわりの店や、カラーが濃い店が多いように感じます。

造作譲渡する、キッチン設備や床壁の仕上げまでそのままでも十分使っていただける状態です。イメージを変えるなら、壁の色を一部塗り替えるなどでしょうか。初期投資を抑えて店を出したかった方にはちょうどいいと思います。

ビルの顔として、そして裏駅側の顔として仲間に加わっていただければと思います。

※写真は2024年10月に撮影したものです。