七里の海に向かって【203】

七里ガ浜の海の一列目にシュッと建つこの建物。外側から見ていても十分素敵な建築だということが分かるのですが、内部に入ってみると建物と建物の間に小路が走り、そこに現れる陰影までもがデザインされているのだと思えてきます。

店舗区画と住居・事務所区画から成るこの海沿いの建築物は、充実した週末を過ごすための場所、と位置づけてもいいでしょう。

朝からオシャレなカフェや海をバックに写真を撮ることを目的に、たくさんの観光客で賑わう七里ガ浜ですが、ここに住めばまだ人出の少ない朝一番の時間に海沿いをランニング。海でゆっくりと時間を過ごしたら自宅に帰ってテイクアウトしたモーニングを食べる、という一日のスタートが叶いそうです。

仕事の時間となれば部屋にこもって作業を開始。疲れたら窓から見える海をぼーっと眺めて。気が向いたら海をまた散歩したり、もちろんサーフィンだって。ついつい仕事の息抜きの時間が長くなってしまうかもしれません。

2008年築のデザイナーズ物件で、三角形の変形した間取りもツボです。水まわりはコンパクトで、キッチンは2口のシンプルなIHコンロ、浴室とトイレが同室のタイプですが、ホテルのような空間で、室内窓があるため、明るさも確保しています。

水まわりを中心にして玄関から左右に部屋を分けるような間取りなので、広い方をリビングに。15帖の空間をベッドルームに、など使い勝手も良さそうです。玄関も広くスペースが取れているため、サーフボード置場としても余裕がありそうです。三角形の部屋なので、インテリア次第でユニークに使いこなそうという感じになると思います。

注意点として、こちらの物件はマンションの規約および法令によって「住宅を兼ねること」が義務付けられています。住居兼用事務所や、小さな規模のサロンなどであれば業種により相談可能ですので、お知らせください。法人の登記も不可となります。

フリーランスの方の自宅兼事務所利用。セカンドハウスとして海の近くに自分だけの場所が欲しかった方。そんなあなたにおすすめです。ぜひ、天気のいい日にご内見ください。

※現状敷地内駐車場には空きがなく、近隣でも月極駐車場のご紹介が難しいです。予めご了承ください。