堂々とした輸入住宅が青空と広い芝生の庭に映えます
爽やかな茅ヶ崎の空、そこに広がる芝生の庭。この空の青と芝の緑を掛け合わせたようなミントグリーン色をした輸入住宅が海の近く、そして目の前にはゴルフ場という恵まれた場所に佇んでいました。
ここまで堂々と庭があると圧巻ですね。道路からは南西の角に門扉があり、そこから緩やかなカーブを描いて建物へのアプローチが続きます。なんとも余裕を感じます。現在、敷地内には駐車場がないのですが、駐車場を作ってもこの庭の存在はキープできそうです。
そして建物はしっかりと良いものが使われた輸入住宅です。輸入住宅がお好みの方であれば、その名をご存知の方も多いと思いますが、フロンヴィルホームが1990年に建てた2×4の建物です。実際に建物を拝見させていただくと、洋風の家のイメージがきれいに表現された建物となっていました。
アプローチからの雰囲気を保ったまま、玄関ポーチへ。真っ白でシンボリックな柱に大きな玄関扉が映えます。そして扉を開ければ、そこには別世界が待っています。
玄関ホールは階段吹き抜けと一体となった空間。吹き抜けを囲むようにL字に階段と廊下が続きます。美しい木目の階段手すりに目を追って天井までぐるりと見上げてしまうような世界。まさに洋館たらしめるこの家のシンボル的な空間です。
洋館を特徴付けるもうひとつのパーツは窓です。木製サッシのダブルハング(上げ下げ窓)が三連に連なる2階の主寝室は、映画のワンシーンに出てきそうな雰囲気があります。また屋根につけられたドーマー窓という屋根に小さな三角屋根の小屋のような部分にある上げ下げ窓のおかげで洋館の表情が決まっています。
このドーマー窓は内部からも楽しむことができます。2階西側にある小屋裏室と2階の上部にある屋根裏部屋。どちらも写真7枚目のような空間にドーマー窓があるので、子供が秘密基地を作る場所として適していると思います。こういう遊べる余白があるというのもまた価値ですね。
上げ下げ窓へのこだわりは和室でも見事な工夫がありました。どれだけ洋館に住みたいと思っても、ひとつは和室が欲しい。当時は結構こうしたオーダーがあったのだと思います。それでも外観を統一させるべく、障子の向こうに格子の線を合わせて上げ下げ窓が仕込まれているのです。やりますね。
リビングもゆったりサイズ。ダイニングテーブルとソファセットを置いてもまだピアノが置けるスペースがあるくらいです。南側に広がる庭に向けた掃き出しの窓と出窓が素敵です。出窓にはお花や季節にあわせた飾り付けが楽しめそうです。ハロウィンもクリスマスも箱根駅伝も⁉︎ここであれば本気を感じることができるでしょう。
さて、ここで最後に注意点です。こちらの建物はしばらくの間、あまり人の出入りがない時間が続いてしまったために、それなりに劣化が進んでおります。水まわりは設備の更新時期も含めて全面的にやりかえた方がよいと思います。また北側はどうしても空気が通りにくいこともあり、構造躯体の痛みもこのタイミングでチェックしたいところ。
木製サッシも海風や時には台風など、タフな環境で34年目を迎えておりますので、部分的に補修をしていきたい。それでもひとつひとつの部材は良いものが使われているので、丁寧に直して使いづけていただきたい。
そんな気持ちにさせられる、輸入住宅のお手本のような家でした。
*表記のバス便の他に、茅ヶ崎市のコミュニティバスえぼし号の東部循環市立病院線であれば、歩いて3分でいける「茅ヶ崎ゴルフ倶楽部前」バス停から茅ヶ崎駅まで行けます。1時間に1本程度なので、時間を見計らっていける場合には便利かもしれません。
お気に入り
- 価格
- 2億円
- 建物面積
- 149.53㎡
- 管理費
- なし
- 修繕積立金
- なし
- 所在地
- 茅ヶ崎市菱沼海岸
- 交通
- JR東海道本線「茅ヶ崎」駅 徒歩31分/JR東海道本線「茅ヶ崎」駅 バス7分 「第一中学校前」バス停 徒歩9分
- 建物構造
- 木造
- 所在階
- 築年
- 1990年
- 土地権利
- 所有権
- 敷地面積
- 719.26㎡
- 都市計画
- 市街化区域
- 用途地域
- 第一種低層住居専用地域
- 建蔽率/容積率
- 50%/100%
- その他費用
- 設備
- 備考
- 地目:原野/施工会社:株式会社フロンヴィルホーム/現況:空室/引渡時期:相談/契約不適合責任免責
- 取引態様
- 媒介
情報修正日時:2024年10月31日
情報更新予定日:2024年12月5日
※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。
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