見過ごしていた優等生

築浅のマンションだと、間取りや設備面がとても優等生なので、詳しい説明が不要だったりするのですが、このマンションの最上階には見過ごしていたアイデンティティがあったのです。それは間取りを見ていただければですが、専用のルーフテラスと、1部屋ほどの広さのインナーガレージ。

まずは専用のルーフバルコニー。LDKから続く階段を上ると辿り着きます。茅ヶ崎の街並みを一望でき、丹沢山地、そして天気の良い日には富士山も望めます。何よりも、空が大きく開けて見えるのです。というのも、この地域が第一種低層住居専用地域であり、建物の高さが10mに制限されている為かと。もちろん、このマンションもその制限内で設計されています。ルーフバルコニーの手すりは高さに算入されないため、周囲の建物より一段高く、より開放的な眺めが得られます。

また、このルーフバルコニーは戸建てでいう庭のような距離感がちょうど良いと感じています。ここで言う距離感は、物理的でもありますし、気持ち的なものでもあります。例えば、「今日の夜は、涼しいから上で一杯飲まない？」とか「今日は、満月だから上でお月見をしようよ」みたいな、家族を気軽に誘えたり、特別なことができる距離感が魅力だと感じます。日々の生活が楽しくなりそうな予感。

そして、インナーガレージ。いわゆる玄関土間の延長です。かなりの広さが確保されており、色んな使い方ができそう。このまま使うのももちろん良いと思います。ただ、自分好みにしたいという方も中にはおられるかもしれません。例えば、壁中に有孔ボードを貼ってサーフボードやお気に入りの自転車を掛けてたり。思い切って、シューズボックスの戸を取って見せる収納をしてみたり。こんな風に考えるだけで見え方が変わってきますね。

導線もよく、玄関から洋室・LDKにアプローチができるのはもちろん。洗面所に直接アプローチできるのが嬉しい。サーフィン帰りのお父さんや、部活動で汗をかいたお子さんも、すぐに洗面所へ行けるのは合理的なのではないでしょうか。

居室の間取りは、2LDK。ご夫婦や3人暮らしのファミリー向きといったところでしょうか。部屋数は限られていますが、すべての部屋にゆとりがあるので窮屈さはそこまで感じないでしょう。収納は、ウォークインクローゼットが2箇所あるので居室の一部を犠牲にして収納を置く必要などはありません。

これは言うまでもない優等生の魅力ですが、新築未入居であるため、全ての設備が新品で最新の型式であることは、誰にとっても嬉しいポイント。

物件は、茅ヶ崎駅と海のちょうど中間らへんに位置します。駅と海、どちらも徒歩圏内なので、散歩コースに困ることはありません。僕のおすすめの散歩コースは、高砂通りから南へ海に出て、国道134号線をサザンビーチ方面へ西に進み、その後サザン通りを北上し、中の通りを抜けて戻るコースです。さらにロングコースをお望みでしたら海岸沿いをさらに西へ進んだり、茅ヶ崎駅まで足を延ばしたりするのも良いかもしれません。

買い物は、大抵のものが揃う茅ヶ崎駅が便利です。車があれば、辻堂のテラスモール湘南やららぽーと湘南平塚でゆったりショッピングを楽しむのもおすすめ。

いかがでしょうか。優等生の中にもこうしたアイデンティティを持った物件がある、ということを是非知っていただければと思います。