里山の城

茅ヶ崎の里山近くに「城」をみつけました。

オーナーの家に対する要望がしっかりと反映されて建てられたことがヒシヒシと伝わる家でした。まさに「俺の城」って感じです。

玄関入るとネイビーの壁に黒い扉でシックな印象。左側はコートハンガーや靴箱、外で使う道具類を収納できるシューズインクローゼットで、自転車も置けるくらいの広さがあります。正面はご主人の仕事兼趣味の部屋。小さめの窓にモルタルの壁とカウンターテーブル、フルバケット・シートが男の部屋を演出しています。

ダークなイメージかと思いきや、リビングに入ると一変。大きなフィックス窓からは光が差し込み、借景の緑が美しく明るい部屋なのです。スキップフロアになっており、リビングからダイニングキッチンは数段上がります。ダイニングの前は将来デッキを付けて外に出られるように折れ戸タイプの窓を設置しています。

キッチンはオーナーのこだわりが詰まったステンレス製システムキッチンや収納。全てオーダーメイドで造作されたそう。収納量があり、動線を考慮した配置です。

キッチン脇から２階への階段があり、中二階は趣味と来客用の畳の部屋になっています。今は娘さんの趣味の部屋。さらに階段を上がると主寝室。向かいのウォークインクローゼットは洋服以外にも季節家電や大型品の収納も可能な広さ。

パーティクルボード剥き出しがかっこいいですね。しかもご主人が使いやすいようにバルコニーに面したホールの壁に扉をつけて洗濯物を取り出しやすくしています。東側洋室は子供達の部屋として使用。ここは利用する人数や家族構成によって使い方を工夫できますね。

敷地は道路から高低差があり、普通車4台が並べて置けるほどの広さがあります。複数台所有希望の方にはぴったりでしょう。前面は近隣の住民のみが利用する道のためとても静かな環境です。

茅ヶ崎市の北側、里山公園に近いのどかな立地。車での生活が必須ですが、例えば辻堂のテラスモールまでは12分ほど。圏央道の茅ヶ崎中央まで15分ほどの立地です。こういった立地ならではの環境と、ゆとりのある建物を建築できる土地の広さ。「城」を作るには最適な場所だったのでしょう。