海の見える空っぽツタハウス

【価格変更しました】
白い外壁をツタに覆われた家。室内からは葉山の海がよく見えるこの建物の中は「空っぽ」です。自分の手でこの家を完成させてみませんか。

葉山小学校近くの交差点から坂をのぼること3分。木々の間からこっそり見える玄関を開けると、壁の石膏ボードがめくられ、下地の木材や電気の配線が露わになっています。奥のリビングに進むと、床材が剥がされ、以前キッチンがあった跡が見えます。庭に面した開口には窓ガラスがありません。

実はこの家、以前のオーナーが自ら改修を進めていたものの、事情により解体工事の途中で手放すことになってしまったため、もぬけの殻となってしまっていたのでした。

地下は鉄筋コンクリート造、1階・2階は木造となっており、多くの部屋の壁のクロス、床材が剥がされ、下地の石膏ボード、ベニヤ板が見えています。水まわりもトイレ以外のキッチン、浴室、洗面化粧台が撤去されています。

これだけ聞くと少し驚いてしまうかもしれませんが、実際には下地材の状態も良く、日差しが明るい室内は、解体の終わったリフォーム工事現場、といった雰囲気です。

DIYが好きな方、現場作業経験のある方、ご自身での住宅改修にチャレンジしたい方におすすめの物件です。解体という、リフォーム工事の最初の山場が既に終わっている物件と捉えれば、なかなか好条件ではないでしょうか。

実際には全ての部屋を自分で作り上げていくのは時間もかかり大変かと思うので、例えば、水まわりを含む1階は専門の方に仕上げてもらい、ひとまず暮らせるようにする。住み始めたら、地下と2階をじっくりとご自身の手で作り上げていく。休みの日に葉山の材木屋で材料を買いこんで家を好きなように仕上げていく。そんな素敵でたくましい暮らし、いかがでしょう。

この家は何より眺めが良いです。海から離れた位置にある物件ですが、2階のベランダからは森戸方面の海がきれいに見えます。1階の浴室も嬉しいオーシャンビュー。今はまだ窓以外何もない空間ですが、お風呂を設置した後は、癒しのお風呂場になるでしょう。2階の元和室から見える景色も素敵です。窓まわりのツタが縁取る青空と山並みが、一枚の風景画のようにも見えます。

傾斜地に建つこの建物は、今はワイルドに緑に覆われているので、気合いを入れて整えてあげて下さい。外壁は見える範囲においては大きなひび割れ等はなく、すぐに修繕する必要はなさそうです。アプローチ部分は、草を刈り取れば車1台分の駐車場と庭のスペースを確保出来ます。今はまだ雨戸だけの掃き出し開口にウッドデッキを設ければ、庭と行き来できるようにもなります。

いろいろと将来の暮らしの想像が膨らみますが、大きな改修が必要になりそうな点もあります。まずは1階2階ともに床に傾きがみられること。現状、ほとんどの部屋の床仕上げ材は剥がされた状況にありますが、下地材の高さを調整してからフローリングを張る、といった作業が必要になるかもしれません。また、玄関から地下室に向かう階段も今はありません。階段の施工には多少なりとも手間や費用がかかってしまうでしょう。

実際に改修工事のことを考えると越えるべきハードルはいくつかありそうですが、葉山の自然に囲まれた環境で、海の見える家をご自身の手で作り上げたい、そんな方をお待ちしております。