この建物の裏には妄想の膨らむ広いウッドデッキが隠れていました。
逗子駅から東にのびる道をバスに乗って5分程。そこから坂道を登ること10分。つきあたりまで行くと、斜面に建つ今回の物件が見えてきます。
前面道路から見ると、ウッドデッキが2段3段とスキップフロアのように段違いで構えています。その外観だけでも目を引きます。
木製のアプローチ階段を登り、玄関を入って2階へ。20帖あるLDKは、片流れの屋根の形状をそのまま天井にしているので、だいぶ大きな空間に感じます。
そして、その外には約15帖あるウッドデッキ。室内から眺めると、船後方に広がる板張りの甲板のようにも見える大きさです。もちろん、甲板から見えるのは大海原ではなく、緑生い茂る山々ですが。
十分な広さのウッドデッキとゆったりとしたLDK。この家での暮らしは2階で過ごすことがほとんどになりそうです。
ウッドデッキは、背後の山の木々に囲まれ、プライベート感満載です。ここだったら色々出来そうだ、と期待が膨らみます。
子供たちの遊び場、ガーデニング、といったところはパッと思いつくところですが、少し自分で手を動かして自作の空間を作ってみてはいかがでしょうか。
ウッドデッキということで、しっかりとした木の床下地があるので、その上に何かを建てこんでいくのは比較的難しくないかと思います。
隣家にもデッキがあるので、視線が気になるようならまずは練習がてら、目隠しのつい立てを作ってみましょう。
壁の次は、少しだけ庇が欲しくなるかも。多少難易度は上がりますが、頑張って支柱を建てて、パーゴラのような簡易の庇を架ければ、それだけで森に囲まれた半外部空間の出来上がりです。そこへ椅子を出して過ごす休日の読書、ティータイム。素敵な妄想です。
何を作るにしても、地面への固定がしっかりできれば後は何とかなる、というのが工事現場経験のある私の考え。そういった意味では、このウッドデッキはとても優れものです。
上級者であればデッキの上にちょっとした東屋くらい作れてしまいそう。お子様がいれば、楽しい遊具付きの広場を作ってあげたくなります。角材を組み合わせたアスレチックはきっと喜ばれるでしょう。
LDKから階段を登るとロフトがあります。天井高は低いのでやや屈んでの移動になりますが、デッキで使うものをしまうには十分な広さです。
キッチンに立てばLDKとその先のウッドデッキが見通せます。キッチンのコンロ、食洗器、グリルは更新済みなのできれいです。後ろにパントリーがあるので一度にたくさんの買い物をしてきても大丈夫。
1階には3つの個室があります。北側の部屋は柔らかい光が入る落ち着いた明るさで、過ごしやすいでしょう。中央の部屋はやや暗い印象なので、部屋数が足りるのであれば一旦ここはモノを片付けておく部屋になるでしょうか。
坂をだいぶ上がった位置にあるので、車が必要になりますが、車種は要確認。駐車場はゆったりとしたスペースがありますが、進入路が一部だいぶ狭くなっています。近隣の方は普通自動車でも通行しているようですが、難易度はやや高めでしょう。
アクセスはやや難しいところもありますが、その分奥まった隠れ家感は増しています。その更に裏にあるウッドデッキで、思う存分腕を振るって自分だけの空間を作り上げてしまいましょう。