実は江ノ電の「由比ヶ浜」駅には、ある噂が。
由比ヶ浜駅は、上り方面も下り方面の電車も一つのホームに両方の電車が到着する、いわゆる単線の単式ホームです。それが実は反対側にもホームがあるという。というわけで噂を検証するため、現地に行ってきました。もう一つのホーム。
それは、まるで相対式のホームと言っても、まるで違和感のない様な位置に今回の物件はありました。しかも物件に入る為には、線路からのみというものです。
具体的には、由比ヶ浜駅の改札を出て、そのままほぼUターンするように、線路の中を入っていきます。ホーム上にいる観光客の方からは、あの人大丈夫なのかしらなんて視線を多少受けつつ、由比ヶ浜駅のホーム真ん中くらいまで線路を歩くと敷地入口です。
通勤、通学、引越、ほろ酔い気分の金曜日など。駅のホームを降りて、線路を少し歩いたら「マイホーム」に到着、という毎日。電車からの距離で考えたら過去最短距離の物件かもしれません。
この物件を実際に見に行く前に、面白ポイントを考えていたのですが、きっと、その駅からの距離や立地かな。とはじめは思っていました。
実際に見てみたら、室内にもお伝えしたいポイントがたくさんあり、どこからお話したら良いか、よくわからなくなってきてしまうほど。
玄関入ってLDKが目の前に広がります。さらに奥の水まわりまで長細く目線が抜けるおかげか、なんだかこの物件はどこまで奥行きがあるのだろうと広く感じました。
そこまでは良いのですが、ひと通り1階を見まわった後、思うのです。外観では2階があったのに階段がないことに。
正確には、確かに室内の「はしご」は目にしていました。でも明らかにその入口部分が小さいのです。そのため、一旦スルーして物件の奥のまで行ってみましたというわけです。
その水まわりの奥にある勝手口を開けたなら、目の前にはすぐに隣家のブロック塀が迫るように建っています。勝手口から横をのぞき込むと外階段を発見。何とここからも2階へアクセスができるようです。
どうやら2階に行くまでには、ふたつの選択肢があるようです。ひとつは、室内のはしごで秘密基地に入るかのように毎回スリルと楽しさをもって上る。ふたつ目はいったん外に出て、狭い通路を通って外階段から2階に行くか。の選択です。
ただ自分の家の2階に行きたいだけなのに、どちらもすんなりはいきません。でも、簡単に行けないからこそ特別感があると思いませんか。
引越の際、ベッドを2階に搬入するのは恐らく至難の業。ぜひ布団の良さを見直したくなります。幸い2階のバルコニーは日当たりも良く、布団や洗濯物はよく乾きそうです。ちなみに洗濯機は1階。
自然に外階段アクセスを選択していた私は、外を通らされたからか面積以上に広く感じるな。と、つい思わせてしまうこの物件の魔術に知らずのうちにハマってしまっていたのでした。
2階へのアクセスについてさえ慣れてしまえば、そこは由比ガ浜ど真ん中。海や散策路、店舗も多い楽しい周辺が待っています。
特に建物の玄関まわりには、ファンボードくらいが入りそうな細長い部分とコンパクトな自転車がおけそうな収納がありますし、ボード類を洗うために用意されたかの様な外水栓がきっちりとあるという海仕様も、忘れてはいけないポイント。
独特の江ノ電の線路を通って自宅へというアクセスは、一瞬に自分を「鎌倉を知っている人」にしてくれるものと思います。人に自慢したくなるような場所なので、オーナーはこれからも建物を保全していくために今回改修工事を行いました。
気になった方は、ウワサを確かめに来ませんか。
※表記の面積は現況図より面積を算出しています。多少誤差がある場合があります。
※写真は前回募集時のもので、現況と差がある場合があります。
※ご見学は4月上旬以降に可能となります。